- kobayashisigeo
10/8 『はじめてのフェミニズム』デボラ・キャメロンを読む
更新日:2 日前
10月8日(日)<生田> 午後2時〜5時

★10月の本
『はじめてのフェミニズム』
デボラ・キャメロン 著
(ちくまプリマー新書)
私が「フェミニズム」という言葉に出会ったのは、70年代の中ピ連の頃か、その後、上野千鶴子先生や田嶋陽子さんの活躍された時期だったでしょうか。
正直なところ、当時は関心の埒外でした。でも2年前の出来事が、改めて「フェミニズム」を考えるきっかけになりました。東京オリパラ組織委員会・森喜朗の女性蔑視発言です。若い女性たちが声を上げ、「森会長の処遇の検討と再発防止」を求めたネット上の署名は、1週間でなんと15万筆を集めました(私も署名しました)。その後、この怒濤に呑み込まれるように森は会長退任に追い込まれたのは、なんとも痛快な出来事で今でもよく覚えています。
私自身、父権性、男性中心主義の遺風が強く残る東京下町育ちですから、「フェミニズム」というのは異文化で、今でも実はよくわかっていない気がしています(妻からもよく突っ込まれます)。
この本が、そんな私の蒙を啓いてくれるのではないかと期待しているのです。