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ふふふ読書会  吉祥寺 ◉ 9月読書会のお知らせ

日      時: 2024年9月28日(日)午後3時30分〜午後6時00

テキスト:『夜市』恒川光太郎
     『ずっとお城で暮らしている』シャーリー・ジャクソン

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5月12日のふふふ読書会(生田)の本は、ジョージ・オーウェルの作品です。

先月の『本の栞にぶら下がる』の中でも、1章を割いて書くほど、斎藤真理子さんには「気になる」作家であり続けたジョージ・オーウェル。私も「気にはなりつつ」購入したまま積んどくでしたが、斎藤さんの文章に休眠状態の関心が呼び覚まされました。

お隣韓国の脱北者の話に繋げて、「考えてみれば、私が長い間『一九八四年』を読むたびにうんざりしてきたのは、そこに描かれているのが予想もつかない醜悪さではなく、いやというほど予想のつく醜悪さであり、それが濃縮されていたからではないだろうか。そして、〈でも、うちは濃度が低いから大丈夫〉と思っていられる時期は、徐々に終わりつつあるのかもしれない」という斎藤さんの意味深の言葉に、私の中の何かが疼きました。

 というわけで『一九八四年』にしたいと思います。

最初に、オーウェルの「作品」としたのは、斎藤さんも複数のオーウェル作品を紹介していることと、すでに既読の方もいらっしゃることを勘案して、このほかに、『動物農場』と『オーウェル評論集』もOKということにします。

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『夜市』恒川光太郎
『ずっとお城で暮らしている』シャーリー・ジャクソン

まだまだ残暑厳しきこの夏の終わりはたっぷりとホラーに浸ってみたいと思います。
幻想的で端正な文体で荒俣宏に「わたしはめずらしく泣いた」と言わしめ、日本ホラー大賞でも文句なしの傑作と称えられた恒川光太郎の『夜市』。
〝魔女〟と呼ばれた女流作家シャーリー・ジャクソンが、超自然的なホラー要素を排して、人間心理の「悪意」を少女の日常の目で描いた『ずっとお城で暮らしている』

まったくタイプは違えど、日米の新鮮なモダンホラーの傑作2本を選びました。 ホラーの真髄である「恐怖」の形をそれぞれどのように受け止めたか? 皆で語り合ってみたいと思います。

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