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ふふふ読書会  吉祥寺 ◉ 5月読書会のお知らせ

日      時: 2024年5月26日(日)午後3時30分〜午後6時00

テキスト:『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス

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5月12日のふふふ読書会(生田)の本は、ジョージ・オーウェルの作品です。

先月の『本の栞にぶら下がる』の中でも、1章を割いて書くほど、斎藤真理子さんには「気になる」作家であり続けたジョージ・オーウェル。私も「気にはなりつつ」購入したまま積んどくでしたが、斎藤さんの文章に休眠状態の関心が呼び覚まされました。

お隣韓国の脱北者の話に繋げて、「考えてみれば、私が長い間『一九八四年』を読むたびにうんざりしてきたのは、そこに描かれているのが予想もつかない醜悪さではなく、いやというほど予想のつく醜悪さであり、それが濃縮されていたからではないだろうか。そして、〈でも、うちは濃度が低いから大丈夫〉と思っていられる時期は、徐々に終わりつつあるのかもしれない」という斎藤さんの意味深の言葉に、私の中の何かが疼きました。

 というわけで『一九八四年』にしたいと思います。

最初に、オーウェルの「作品」としたのは、斎藤さんも複数のオーウェル作品を紹介していることと、すでに既読の方もいらっしゃることを勘案して、このほかに、『動物農場』と『オーウェル評論集』もOKということにします。

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5/26 『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイスを読む

様々な映画、ドラマ、舞台にも取り上げられ、今や古典の代表的なコンテンツともなった本作品ですが、意外と原作を読んだことがないという方は多いのでは。

20世紀の「奇跡のSF」と言われ、人生の一冊とも評される本書の醍醐味は、やはりダニエル・キイスのその卓越した発想と、圧倒的な叙情的筆力だと思います。主人公チャーリーゴードンの、誰もが涙したあの最後の一言に至るまでの、彼の細かな思考の軌跡と、現在でも長く愛され続ける本書の魅力について語り合ってみたいと思います。

様々なスタイルを重ねた本作ですが、基本的に長編版をテキストにしたいと思います。

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