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9/30 『刺青・秘密』谷崎潤一郎を読む
更新日:9月8日
9月30日(土) <吉祥寺> 午後5時00分〜7時30分

★9月の本
『刺青・秘密』
谷崎潤一郎 著
(新潮文庫・他)
純日本的なものへの指向を極め、伝統的な日本語による美しい文体を確立した谷崎潤一郎。
大正期の書かれた初期の若々しく瑞々しい短編には、耽美とフェティシズムに溢れた著者のエッセンス詰め込まれております。
「自分はかかる肉体上の恐怖から生ずる精霊の不安は、やがて玆に今一歩を進めるならば、容易に谷崎氏をしてボードレールやポーの境域を磨するに至らしめるであろう」と永井荷風が絶賛した『少年』他、ロマンティズムと絢爛に溢れた谷崎の原点でもある10の短編について、今回は皆で語り合ってみたいと思います。